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ゼロが華々しく?デビューを飾ったその日、世界はゼロという者の存在を認識する。それはギアスにも似た強烈なまでのセンセーションだった。ニュースはクロヴィス殿下を殺したとされていた枢木スザクの無罪の可能性と、クロヴィス殿下殺害の真犯人のゼロの話題で持ちきりだった。様々な憶測が飛び交う中、ナナリーはシーツーと一緒にクラブハウスのリビングルームで一緒に折り紙を持っていた。
その日、ルルーシュはシーツーとの再会を果たす。シーツーにとっては予定通りの、ルルーシュにとっては予想外の再会。事情を知っているナナリーは、心の中でくすくすと笑いをこぼしていた。 PR |
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ゆうれいロボット――
EUや中華連邦の各所で空を高速で飛行している姿や、空中で静止している姿が目撃され徐々にネットやゴシップ紙などで取り上げられている。ネット上では実際に見たと言う者や、あくまでも合成と言う者…完全に意見が真っ二つに分かれている。 高速で縦横無尽に飛行し、いつの間にか赤い光を残して姿を消す。消えるときにはいつも赤く光…、それが目撃した人の共通のものであった。 各国の航空偵察機を出動させているが、目撃地に到着するまでには完全に姿を消していた。レーダーには熱源の反応もあり、軍内部でもやはり意見が分かれいていた。 |
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「お兄様!!」
この世で愛すべきたった一人の肉親で最愛の妹、ナナリーの悲痛の声がクラブハウスの生徒会室へ入ってきたルルーシュの耳に届く。先ほどまで、クラブハウスの生徒会室への廊下を同じクラスのカレン・シュタットフェルトと、他愛のない今まで生徒会会長のミレイが考えたイベントの話をしながら、カレンは疑問と表情に表しルルーシュは呆れも含めた乾いた笑いを浮かべていた。 そんな呑気な雰囲気から一変し、生徒会室の空気は重かった。それにナナリーの声にルルーシュは反応する。 |
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彼はきっと何も言わない。
すべてを内に秘めて、外には眩しいほどの笑顔という仮面を被る。 本当は守るべき立場の私を…、あなたはいつも守ってくれる。 それはとても居心地が良くて幸せで。 あなたは素直に守らせてくれないでしょう だから勝手に私はあなたを守る…、もう決めたわ その事を知ったらあなたはなんて言うかしら? あきれるかしら? それとも怒る?かもしれないわね 優しいあなたなら 自分が傷つくことも厭わず、立ち上がり守ろうとする優しいあなた…だから だから……誰にも渡さない |
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「ぐぇ…」
相手の頭部に鈍い音を響かせ今日何人目かの意識を絶った金髪の少女ミレイは、同じように流れるような動作でブリタニア軍の歩兵用ボディースーツを纏った人間を地面にめりこませた少女の方へ視線を動かす。ミレイ自身も少女も、たったいま叩き伏せたブリタニア軍人と同じ装いでシンジュクゲットーと呼ばれる敗戦国日本人…今はイレヴン達が住む廃墟の街を、調査がてら動いていた。 先ほどの戦闘で敵から奪ったKMFのサザーランドは、脅威の運動性能を誇る白いKMFによって行動不能とされていた。実際にはランスロットという名前なのだが、今の彼女等には知る由もない。行動不能と言っても技能で負けた訳ではなく、ただたんに彼女らの操縦に機体がついてこれなくなったというのが、正しい理由である。 |
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