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「んしょっと」
夜の静寂の中、不意に目が覚めたミレイはいまだ少しだけ行為の余韻を残し、熱と香りを残したベットから起き上がり、手近にあったブラウスを羽織る。右手で左に羽織ったブラウスの端を掴み、体のなまめかしい部分をすべてブラウスで隠す。 PR |
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「へぇ…これが試作機?」
日本海近郊の海中、太陽の光すら届かず艦本来の色が認識できないほどに深い海底、非許可ながら潜水潜伏中の艦に、ミレイとナナリーは極秘に訪れていた。この艦の格納庫に2機ほど人型自在戦闘装甲騎が設置されていた。ピンクとインディゴのそれぞれ2機を見上げていると、二人は後ろから呼ばれたため振り向く。 |
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「う…うう…」
何度目かの銃撃音と衝撃に巻き込まれ、ぼろぼろになり満身創痍の体を引きずりながら今まで自分が操縦していたKMFのコックピットから顔を外に出す。建物の中なのか地下なのだろう、隙間から零れる外の光でほんのり明るい。ずきずきと悲鳴をあげる全身を何とか引きずりだすも、痛みで立ち上がることすらできず、崩れた壁の粉が積もる床にそのまま横たわった。グループのメンバーを表す額につけた紅いバンドは、本来の色の上に自信の鮮血にさらに色濃く紅に染まっている。 |
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「おじいちゃん…これって」
「ああ…すまんな。皇族からの頼みでは、無下には…な」 「……そうよねぇ。ま、しかたない…か」 朝早くに、自分の祖父でありアッシュフォード学園理事長のルーベンから書類を数枚手渡された。受け取った書類の1枚には転入届けと書かれており、そこにはエリア11では有名な少年の顔写真と履歴が書かれていた。 |
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ゼロが華々しく?デビューを飾ったその日、世界はゼロという者の存在を認識する。それはギアスにも似た強烈なまでのセンセーションだった。ニュースはクロヴィス殿下を殺したとされていた枢木スザクの無罪の可能性と、クロヴィス殿下殺害の真犯人のゼロの話題で持ちきりだった。様々な憶測が飛び交う中、ナナリーはシーツーと一緒にクラブハウスのリビングルームで一緒に折り紙を持っていた。
その日、ルルーシュはシーツーとの再会を果たす。シーツーにとっては予定通りの、ルルーシュにとっては予想外の再会。事情を知っているナナリーは、心の中でくすくすと笑いをこぼしていた。 |
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