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時に取り残されし者どもが 慈愛を忘れた者どもが
今こそまほろばの夢と共に 朽ちて消え逝け PR |
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「ふぅ」
額から流れる汗をタオルで拭き、首元にまとわりついた金色の髪を手で払う。トレーニングをしているものの、筋骨隆々ではなく綺麗に引き締まったウエストラインに、自己主張の強い胸、腰から伸びるすらりとした足は、モデルと思えるほどの美しさを保っている。 |
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音も無く赤い粒子と共に姿を現したのは、水色のワンピースのドレスに胸元をリボンのように縛り、胸を強調する白いジャケットを着たミレイであった。ミレイが姿を現した場所は、自身がホテル内で最も正確にイメージできる場所…自分達の宿泊する部屋。
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「日本解放戦線の草壁である」
体格の良い軍服を着た男が、建物の一室に集められた人の前に立ち声を上げる。軍服を着て、銃口をこちらに向けた軍人が集められた人達を囲む。この光景は誰がどう考えても人質と、集められた者たちに強制的にその自覚を植えつける。先ほど草壁と名乗った男は、毛先が癖なのか跳ねており口元には髭を生やしていた。鞘に収めた刀を床につけ、床に座らせられた人達を上から見下す。 |
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青く澄んだ空を泳ぐ白い雲、太陽から差し込む日差しを浴びながら気持ちよさそうに泳ぐ雲を、移動中の電車内の窓から眺める。窓際に座るミレイは、突発性イベント企画症候群患者特有の症状を発揮して、急遽前日の金曜日に生徒会メンバーに声を掛けていた。男子禁制というわけではないのだが、リヴァルは外せないバイト、ルルーシュはナナリーがいるからと、ナナリーはルルーシュと一緒にいるからと、スザクは軍の仕事があるからと、カレンは体調がすぐれないからと言って、必然的に集まったのはミレイとニーナとシャーリーの3人となった。
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